« 板読みは必要か? | メイン | 『コモディティ』化進行企業を見極める(補足 ミクシィの場合) »

相場低調の中、持ちこたえたミクシィ【2121】

2006年09月15日 投稿者 半蔵 : 2006年09月15日 23:47

注目企業 今週は週初の機械受注の結果が予想以上に悪化となったことで相場の空気を方向付けました。
テクニカル的には節目の15710円付近をキープしたとは言え、一目均衡の基準線を下回りました。

週中盤からは、新興市場は「ミクシィ【2121】準備」と思われる資金準備売りもあり、低迷持続となりました。
そこかしこで均衡が崩れ、仕掛けも失敗しているところがあるようです。
こんな時は無理に逆らわず『三十六計逃ぐるにしかず』が基本ですね。

さて、そのミクシィですが、上場初日の昨日は値付かずで気配を切り上げたものの、本日は一転して寄り付きから売り先行で始まりました。

初値が付くまで気配値の上限設定や、初値決定日の買付けに関しては売買代金を即日徴収する即金規制に加え、初値が付くまでは証券会社の自己売買部門による買いを停止する東証の規制が二日目の勢いの変化に対する要因との見方が主流ですが、本日は他にメディア工房【3815】、アルファクス・フードシステム【3814】、協和医科器械【3052】などへIPO狙いの資金が分散したことも大きいようです。

売り先行で始まったミクシィですが、午前9時41分に公開価格155万円を140万円(90.3%上昇)上回る295万円の初値を付けました。

その後、一時は300万円を上回る場面があったものの急落し、後場13時20分頃には256万円の安値を付けました。
新興市場の空気もかなり悪化したのですが、ロックアップがかかっていない株数の多さに比べ出来高が膨らまないことから、大口の売りがないと踏んだ個人買いを中心に、大引けにかけては急速に切り返し、終値は公開価格を157万円(2倍の上昇)上回る312万円と高値圏で終了し、新興市場が一挙に崩れるのを防いだ功労者ということになりました。
(本日はマザーズ指数のみプラス引け。)

出来高は1万200株で、オーバーアロットメントによる追加分をあわせた公募・売り出し株総数は7100株でした。

これまでFind Job!が売上げの中心だったミクシィですが、こちらは成長性が鈍化、梃入れとしてミクシィとの相乗効果に期待されます。
一方で、今や主力となったSNSのmixiは急成長中ですが、500万人と言われる利用者数も実際は個人で複数のアカウントを使用していたり、業者のアカウントも存在するので実際は割引いて考える必要があります。
今後も大手企業が広告を出したがるような『健全な発展』を続けていく為には困難な舵取りが予想されます。

広告のクリックレートの方ですが、当初SNS広告は『ユーザーがSNS内に滞留したがる為、クリックされない』と言われていました。しかし蓋を開けると通常のサイト以上のクリックレートを確保しているようです。

今回の公募で得た資金は約64億円。そのうち具体的な使途が決まっていない資金だけで50億円あります。
このキャッシュを使ってどのように成長をドライブさせるか、これがIPOプレミアム剥落後の中長期に渡ってのミクシィの評価となるところでしょう。

 

120_60_1.gif  ----------------------

■ご協力おねがいします。
株ブログ村
他の株ブログを見る(ランキング)
カブログ

« 板読みは必要か? | メイン | 『コモディティ』化進行企業を見極める(補足 ミクシィの場合) »

株初心者・株入門者にも分かりやすく注目銘柄・推奨銘柄を解説するブログ