何を以て割安投資とするか?

2005年04月29日  投稿者 S.W : 16:44

先週、某社取締役の方と恵比寿のQ.E.D Clubで食事をした時のことです、その方とは経営コンサルティング業で弊社の顧客なわけですが、個人的に投資の相談も受けています。


曰く、『割安株といっても、年中割安な株もある。去年はテレパーク(3738)を手がけ、あまり儲かっていない。周囲を見ると複数の銘柄が2倍~3倍をつけているのに、勿体無いことをした。』


断っておくと、テレパークは悪い会社ではありません。ここのところ下げていますが、それは成長率の鈍化によるものと、IP電話台頭による携帯市場をとりまく先行き不透明感から売りこまれているのです。
しかし、電話番号のナンバーポータルが始まる際の電話買換え需要などを考えると、現時点では拾い所といった感じです。ただ、去年から持つかとなると、持たないですね。


不動産の中にも、年中割安PERで放置されている銘柄があります。
少し調べると、それらはマンションの企画・販売系だと気づく筈です。
つまり、その銘柄のPERは妥当だということです。


割安・割高という言葉は、業種別に細かく比較せねばならず、単純に数値を比べるものではありません。
それも同じセクターで比較して安心するのではなくて、どのような事業を営んでいるかで細分化して調査する必要があります。簡単なことですが、適当なスクリーニングツールではできないものが多く、ある程度時間をかける必要があります。

しかし、そうすればあなたの投資も一歩進んだものになる筈です。

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日経 わずかにプラス引け

2005年04月28日  投稿者 S.W : 20:54

GW前で軟調に推移した日経も、引け間際のドレッシング買いに救われてプラス引けでした。
東証発表の4月第3週(4月18日~4月22日)における投資主体別動向は、外国人投資家が2週連続の売り越しで359億円をつけ、信用を含む個人投資家は2815億円の買い越しとなっています。先週の大幅下落を個人投資家は押し目を狙って買っている形となります。
外国人が決算を控えて慎重な動きではありますが、既に発表された企業の決算は概ね良好で、GW明けには戻ってくることが期待されます。
問題は、五・四運動に被る形で中国でのデモ再燃のおそれ、および米国のGDP発表です。
とはいえ、割安株を拾っている分にはリスクも限られていると見ているので、今は私達も買い進んでいます。

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日経下げの中、割安株を確実に拾う動き

2005年04月27日  投稿者 S.W : 03:28

こんばんは。
どうしても外せないオンライン・ミーティングの為、遅い時間の更新になってしまいました。
明日も早いので、簡単に書かせていただきます。

今日の日経は下げましたが、割安株は見直し買いも多い展開でした。
今はどうしても日本・中国の相場の休みを控えて買いづらい展開でありますが、個人投資家の見地に立てば、着実に仕込んでいきたいところです。

弊社会員様の中にはGW中はじっくり株の研究をするという熱心な方も多いようです。
みなさんはどうされますか?
(私は休みたいのですが、そうもいかないようです。)

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テクニカルはどれほど必要か?

2005年04月25日  投稿者 S.W : 18:46

Bull_and_bear.jpg

こんばんは。
先週の下げで、この週末には相場関係の人たちは各所で会議など開いていました。下げてから開いても遅いと思うのですが、呼ばれたので私も参加していました。

日経10800までの調整を主張していた時は、『それは調整しすぎ』と言われましたが、日経12000トライ失敗への失望感(これは相場を張っていないと判らないものですが)や決算を控えた今の状況を考慮すると、調整そのものを見切ることは難しくなかった筈です。

では『どこまで下げるのか』はどうやって推量するかということですが、チャートを見ると10800を意識して去年の8月、10月、12月で調整をつけていますね。
『何だ、チャートだけ見て判断してたのか?』、、、そんな声が聞こえてきそうです。

『予想はチャートだけで立てました。裏付ける情報は他にもいろいろ使用しましたが。』 
これが私の答えです。
日経やTOPIXの動きを把握するのに、個々の銘柄を見ていても間に合いません。
ファンダメンタルといっても、日本の銘柄が全体的に割安にて放置状態なのですから、一段下げの予想を引き出すのは困難でしょう。

12000トライアルへの失望感、中国のデモなど、今回のように市場が不安に駆られた場合、人間は何かの拠り所を信じようとします。『溺れる者は、、、』と同じですね。
実は、このような状況の時こそ、テクニカルがモノを言うのです。
『半値戻し』や『二番底』など、相場の兆候を示すテクニカル指標はありますが、その確度はプレーヤーが指標を信じれば信じるほど増していきます。
つまり、誰も信じていなければ、テクニカルの指標はハズレます
今回のケースですと、テクニカルで算出された10800という数字が皆の拠り所となり、逆にそこまでは買いを入れなかっただけなのです。

テクニカルの精度は、プレーヤーがどれだけ信じるかに依存するので、あまりマイナーな指標を有難がっても仕方ないと思います。
逆に、長期より短期の予想が難しいものなので、スキャルピングにはテクニカルがモノを言うのです。
1分先の相場を読む『拠り所』は残念ながらファンダメンタルでは提供できません。

こう書くと、シュルツ・ベルガーのメンバーはテクニカル信奉者と思われるかも知れませんが、私を含めて軸足はファンダメンタル分析です。

ただし、自分の立場に固執しても利益はありません。時に応じて立場を変える勇気が求められます。
言うは易しなのですが。。。


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5月株式戦略レポート販売について

2005年04月24日  投稿者 S.W : 13:28

お待たせしました。
5月向け株式戦略レポートのお申し込みを4月28日より受け付け致します。

サイトリニューアル後初めての受付となりますが、今回もシュルツ・ベルガー ジャパンのメンバがトップ・ボトム両アプローチより検討した銘柄とその根拠が記述されています。


法人向けのレポートとは同程度の品質ですが、対象銘柄が流動性を極度に重視する法人向け銘柄と異なり、値幅のとれるものを検討しております。


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当レポートはシュルツ・ベルガー ジャパンメンバの個人的見解であり、第三者への投資を勧めるものではありません。


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ファンダメンタルかテクニカルか?

2005年04月23日  投稿者 S.W : 22:21

株式投資戦略にはご存知のように様々な手法があります。
デイ・トレード、スウィング・トレードといった投資期間によって区別される手法や、買い方・売り方といったその時のポジションによって区別されるものもあります。
ファンダメンタルかテクニカルかという区別も、昔から議論されてきたことですね。

企業の財務状況や、その企業が位置するセグメントの展望などを踏まえて銘柄を選別するのがファンダメンタル投資であり、チャートの形や信用残を考慮して比較的短期な投資を実施するのがテクニカル投資です。
私達、シュルツ・ベルガーの投資スタイルは、財務・経営コンサルテーションのノウハウやデューデリジェンスの能力にあると自負しております。したがって、ファンダメンタルということになりましょうか?

ただ、私達はテクニカルを無視するわけではありません。
基本的に私達は『銘柄選別はファンダメンタル。売買タイミングはテクニカル。』というように使い分けています。
有望企業が成長過程にあっても、当然その過程には踊り場と言われる調整があるのが普通です。そのタイミングを逃さない為にも、両者の組合せの妙といったものが重要なのです。
一朝一夕に身に付くものではありませんが、市場を長く見ていると自然と身に付く感覚です。

『市場と長くつきあうこと』は、とても有効な株式投資上達の手段です。
先行き不透明だとクサらずに、相場を真正面から見据える勇気が必要なのです。


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日経、下値を探る動き

2005年04月21日  投稿者 S.W : 23:55

こんばんは。
日経ですが、先日のエントリどおり10800を意識しての折り返しとなりました。
ここまでは予想どおり。
インテルの決算が好調だったこともあり
アメリカの景気後退不安は、一時ではありますが後退している状況です。

明日は日経は上昇すると見ています。
ただし、金曜・GW前ということもあり、上げ幅は小さいでしょう。
ダウ・ナスダックの上げ幅が大きければ、寄り天の可能性もあります。ので、時間に余裕のある方は寄り付きを見てから動かれるのが吉でしょう。

言うまでもないことですが、GWは日本独自のものです。
読者のみなさんはCPの高い状態にあると思いますので、
GW理由での下げと思われる局面ではポジをとっていきたいところですね。

現在の日本市場について

2005年04月18日  投稿者 sb_adm : 03:46

ダウ・ナスダックともに2%弱の下げ、日経先物も11200で返ってきているので、今日は低い寄り付きになるでしょう。
12000未達成の失望感から目先は調整をしますが、日本市場の割安感は強く、10800までには反発すると見ています。
米国の株価に影響を受けているのも事実ですが、そちらはインテルの発表次第といったところでしょうか。

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