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ITアウトソーシング企業への株式投資
2006年08月26日 投稿者 K : 2006年08月26日 09:00
『2006年のIT投資動向は意外と低調?』で
企業IT投資額の伸びは3%台の成長と見られ、企業の設備投資の伸びが10%以上であることと比較すると穏やかな成長ではあるが、これは投資対象を見極め、投下資金に対するリターンを最大化するといった経営姿勢の変化に起因するものであり、決して悲観するものではない事を述べました。
これを裏付ける一資料として、IDC Japanから国内ITアウトソーシングの利用実態に関する調査結果があります。
2006年4月時点の調査(有効回答2,019社)でITアウトソーシング・サービスを「利用している」と回答した企業は全体の33.6%で、2005年3月の前回調査時から7.9ポイント増加した結果となり、ITアウトソーシング化の流れがより鮮明となりました。
(出典:IDC Japan, ITアウトソーシングの利用・検討状況)
企業のIT投資は大きく分けて、①既存システムの保守/運用の為の投資、②新規ビジネスや業務改善など新しいビジネスニーズに対応する為の投資 の2つに分けられ、 この内、①における投資をどれだけ減らし、②の投資にまわす事が出来るかが、企業としてどれだけ成長していけるかに関わってきます。簡単に説明すると①が固定費、②が新規投資と見ることが出来るでしょう。
従って、企業経営者からすると、定常的な出費である①の投資額を減らし、可能な限り②の投資に費用を回すことを考えます。その結果が上図に現れていると言えるのではないでしょうか。
それではこれを株式投資に置き換えてみると、①の投資を減らし、②の投資幅を広げている企業に投資するのも一法ですが、企業のIT投資の流れとして上図の方向にあるのは事実ですから、アウトソーシングビジネスを手掛ける【2458】フルキャストテクノロジー、【3784】ヴィンキュラム、【3790】日本オフィスS、【4284】ソルクシーズ などのITアウトソーシング企業を注視してみていくのも一法かと考えます。
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