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業種別アナリスト推奨利用時の注意

2005年06月01日 投稿者 S.W : 2005年06月01日 22:57

こんばんは。
先日、あるアナリスト説明会でU証券のあるアナリストと出会いました。
彼とは大学の同期であり、私が産学協同事業の講演等の関係で母校の事情に明るいことから、いろいろと思い出話をしました。


彼が所属する会社は日本でもかなりの勢力を誇っており、彼自身、日経のアナリストランキングに載るほどの男です。
しかし、大企業の弊害と言いましょうか、産業別にアナリストを分担している(たまに配置換えを実施する)為、どうしても当該産業以外の業種の話に入っていけません。
彼らは法人相手ですから、ポートフォリオを組む際、彼の担当業種がどのくらいの割合で組まれるかは予め決定されています。彼は、その中でベストと思われるものを選択するわけです。ですから、相場全体においてどの銘柄が有望かということとは、直接関係ありません。


先日のエントリで申し上げたとおり、資産規模が億に満たない方のポートフォリオは5銘柄くらいで十分だと思っています。200万くらいでしたら、1銘柄でいいのではないでしょうか。
成長業種から選択していくわけですので、当然全ての業種を選択する必要はありません。
彼もたまに新聞・雑誌でコメントを書きますが、彼の言及しているのは担当業種内での話ですので、そういった記事を見て個人投資家が買いに走るのは早計です。


オニールも各業種のトップレベル専門家30人による『オールスター』チームを抱えるよりも、5人のゼネラリストを抱えたいと言っています。


個人投資家の方は、ゼネラリストの投資アドバイザを選択するべきだと思います。

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