オススメ図書紹介
2008年11月10日 投稿者 半蔵 : 00:43
経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
マッテオ モッテルリーニ
行動経済学、と呼ばれる領域の入門書でありながら、エッセンスを網羅した名著。
豊富な事例で、読者も楽しみながら読み進めることができるだろう。
この行動経済学、株式投資の世界でも大いに関係があり、本書では具体的な事例としては出てこないが、株価の「底割れ」を占う時に参照する過去の安値なども、フレーミング効果に他ならない。
また、「悲観」「楽観」も畢竟、株価が短期的には感情でも形成されることの証左であると言えよう。
特に短期投資の方にはお奨めである。
現在の株安をどう見るか?(会員様向け情報公開)
2008年10月14日 投稿者 S.W : 01:11
会員の皆様には以前からお伝えしているように、世界的株安が続いています。従い、驚くには値しません。
問題は、どこで底入れをするか、という一点でしょう。ただし、底入れ後に一時的な回復は期待できても、本格的な株価回復は当分は望めない状況です。買い方としては、比較的短期勝負となるでしょう。
底入れの目安として、一部の経済論者からはバブル後の最安値、即ち2003年4月に付けた7607円を基準に見る向きもありますが、当時とは銘柄も変わり、これは心理的な意味でしかなく、当てにしない方が良いでしょう。
現在、G7の行動計画を受けて、ヨーロッパの各指数は上昇しています。一方で週末の引け後発表の各社下方修正を受け、実体経済の悪化も浮き彫りになってきています(これも予測できたことですが)。
いずれにせよ、テクニカルの面から見ても今週が極めて重要な週になることは論を待ちません。
弊社では会員様向けに現状をより詳しく分析した情報を公開しております。今週の投資の参考にしていただければ幸甚です。
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オススメ図書紹介
2008年09月16日 投稿者 半蔵 : 00:13
原題は「Fooled by Randamness」。
著者のナシーム・ニコラス・タレブはマサチューセッツ大学教授にて不確実性科学の専門家としても有名ですが、トレーダーの間ではオプションをロングするだけの特異な投資スタイルで有名です。
経済学でモデルとしている分布は正規分布を基にしている一方、実際は「べき分布」と言われる非常な偏りのある分布となるケースが多く、これは所得などに代表される経済・社会上の分布だけでなく、割れたガラスの破片の大きさと数など、自然界一般にも
見られる現象です。
タレブはこの極端な一例(黒い白鳥)を挙げ、現在の投資・投機モデルは機能していないとし、ほとんど全ての成功した投資家は「まぐれ」によるものであるとしています。
ポイントは、タレブ自身も言及しているように「ほとんど全て」であって、「全て」ではない点です。
私たちも当然ですが、「法律の改正による新市場の発生と業績の変動」なども考慮した分析に基づく場合は、「まぐれ」で議論されているものとは別の次元に存します。
勿論、だからと言ってこの本の素晴らしさが損なわれる訳ではありません。
改訂を繰り返すことにより、不確実性経済全般を一通り網羅し、ポパー主義に基づく哲学的考察もスパイスとして加味されています。
単純な一喜一憂のギャンブルに投資を終わらせぬ為に必須の知識がここにはあり、不確実性経済を学ぶ際には是非ともお奨めする本です。
最近の相場環境について
2008年07月13日 投稿者 S.W : 20:04
11日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反落し、終値は前日比27円52銭(0.21%)安の1万3039円69銭となりました。SQ通過で投資家不在が効いた形となっています。
米国ではニューヨーク・タイムズが、米連邦住宅抵当公社と米連邦住宅貸付抵当公社について米国政府による国有化の可能性を仄めかして一時上昇しましたが、結局否定され失望売りを招く結果となっていました。
今週の日本市場は、米国株安の影響を受けて週初は厳しいスタートとなりそうです。
政策金利の動向については織り込まれたと見ているので気にする必要はないでしょう。
全体的に動きにくい相場で、且つ個人投資家の皆様は無理して動く局面でもないですが、局所的には、テクニカル上で反転のサインを示す銘柄も多数出ており、短期リバウンドが期待できるものが散見されます。
今週はこういった銘柄できっちりと利益を積み上げていくことが大事になっていくことでしょう。
最近の相場環境について
2008年06月22日 投稿者 S.W : 14:36
先週の日経平均終値は13942.08 円となり、週間では約31円の下落。シカゴ日経平均先物9月物の前週末の清算値も大証終値を約195円下回り、NYのダウ平均も大幅な下落となっていることから、週初は主力株中心に売りが先行すると思われる。
難しい局面ではあるが、個人投資家にとって難しい局面で勝負する必要は無い。既に弊社会員の皆様には売り推奨をしており、現時点の下げ局面は買い方にとって、将来の利益の可能性を高める好ましい局面ともいえる。
さて、今週は経済指標の発表が相次ぐ週となっている。23日の4―6月期の法人企業景気予測調査、25日の5月貿易統計、週末には5月家計調査や鉱工業生産速報、消費者物価指数なども発表される。
中でも注目は法人企業景気予測調査である。特に輸出についての予測項目であり、米国経済の減速が鮮明さを増す中、アジア他新興国の経済発展が国際経済を支えるデカップリング理論について企業側姿勢を窺う一助となるだろう。
個人投資家がこの局面で売買するなら、一部の材料株が対象となろう。ファンダメンタル的には(あくまでも会社予想を正しいとした場合)、割安と判断できるものも目立ってきた。
今週も引き続きこれらの銘柄に注目していく。















