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円が売られるもう一つの理由

2007年01月21日 投稿者 半蔵 : 2007年01月21日 08:00

株式投資 シュルツ・ベルガー円安が続いています。
日銀の利上げ見送りから円が売られ、先週は一時、対ドルで3年10カ月ぶりの安値をつけました。ドル以外ではさらに売られ、ユーロ(158円05銭)は最安値更新を再度たたき、ポンドの240円は1998年8月以来の水準となっています。

一方で、米国は経済指標の改善が続いていることから、緩やかな円安・ドル高進行を予想する向きも多い状況です。

ただ、金利差から考えると、いささか円安に振れ過ぎているように感じます(特にドル以外の通貨で)。

これは、根本に今回の利上げをめぐっての日銀への不信感のあらわれと考えて良いでしょう。
日銀は、今回の金融政策決定会合で「金利の引き上げを見送る見通しである」と政府側に非公式に伝えていたことを、JNNが取材で明らかに
しました。
これにより中央銀行に対する信頼が揺らぎ、円が売られていると考えることができます。

これは日銀というより、円という通貨そのものへの信用の毀損であり、日本経済全体の信用に関わることですので、重く受け止める必要があります。

円安→国際的に取引している企業にとっては有利→株高期待
となりますが、株が上がれば手放しで喜んで良いかというと、当然そうではありません。

いたずらに円を下げて日本経済のプレゼンスを落とすことのないよう、日銀には大局的に判断し、慎重に行動していただきたいものです。
 

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