« 1月入会申請受付を終了致しました | メイン | ライブドア・ショックと今後のポイント »

株式投資と携帯電話

2006年01月16日 投稿者 K : 2006年01月16日 09:37

個人投資家の株式売買に携帯が占める割合が高くなっています。

## 記事引用 ##
昨年、個人投資家の東・名・阪の株式3市場での売買代金は240兆円程度。ネット経由の注文が大半で、店頭での対面注文は60-70兆円と見られる。携帯電話はパソコン、対面に次ぐ株式売買の「第三の柱」に育っている。


これは驚くべきことではなく、当然の結果です。
昨年来、個人投資家が増えたと言いますが、それはネット取引の増加が大部分を占めていますし、
そのネット取引を行う人は比較的インターネットに壁を感じない人(=世代)且つ自由にある程度の金銭がある世代といったことを考えれば、
20代~40代のビジネスマンがそのある程度の比率を占めることが推測されます。
また、そのビジネスマンが日中働いているという生活パターンを考えると、携帯による売買が今後も増加してゆく流れは変わらないでしょう。
投資家の心理として、日中も自分の持ち株の株価が気になって仕方がない方も多いのではないでしょうか。(笑)


確かに、自分の持ち株の株価が気になるのは理解できますし、今後ももっと便利で手軽なサービスが出てくるでしょう。
但し、皆さんの大半は、日々の仕事が本業で、株式投資は副収入という方が殆どだと思います。
それが、自分の持ち株の値動きが気になって、本業の方が疎かになってしまっては本末転倒ですよね。
個人投資家の皆さんには『投資スタンス』をこれを機会に一度考えてみて頂きたいと思うのです。


日中に時間の取ることのできる方であれば、デイトレードを行うのも悪くはありません。
ただ日中、本業に時間を割いている方であれば、じっくりと企業研究を行い、当該企業の価値に対して投資して頂きたいと考えています。
これは弊社の投資スタンスに通じる姿勢です。

それはなぜでしょうか。

デイトレードのような「一時的な価値と現時点の株価の乖離を見極める取引」よりも、「当該企業のビジネス価値に対して投資する」事の方が、
リスク・コストを少なく、より大きなリターンを得ることができるのです。

その為には、当該企業の経済的価値を算出し、現在株価に対して割安なのか、割高なのかを判断する時間が必要なのです。
ということは、日々売買するような投資とはなりにくくなります。
『当該銘柄の買い時は、1年に2回か3回である』というようなことを言うアナリストもいます。

とはいえ、人間便利で実際に有用であれば、もちろんそれを使いますよね。米アップルコンピュータ社の『iPod』(アイポッド)のように、自分の好きな曲を何千曲と録音でき、音楽を至るところで聴きたいといった人間のの欲求を満たす商品は需要は絶対になくなりません。

その流れは抑えることはできませんし、どのように付き合うかを考えるべきです。
携帯が誕生して、便利になったけれど、その本質は相手とのコミュニケーションであるのと同様に、携帯での株取引は便利ですが、株式投資の本質は当該企業の価値判断が重要なのです。

今年も皆さんの金融リテラシーの向上の為に、本ブログにて『株式投資のヒント』を書いていきますので、今年もよろしくお願いしますね。

 ----------------------

 ■ご協力おねがいします。
 にほんブログ村 株ブログへシュルツ・ベルガー
 シュルツ・ベルガー 投資顧問
 推奨銘柄・注目銘柄


« 1月入会申請受付を終了致しました | メイン | ライブドア・ショックと今後のポイント »

株初心者・株入門者にも分かりやすく注目銘柄・推奨銘柄を解説するブログ