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富士通 再び

2005年11月01日 投稿者 S.W : 2005年11月01日 23:44

こんばんは。
昨日より11月の『株式戦略レポート』の発送を開始致しました。
日経が好調な中、足元不安定な動きもするかとは思いますが、逸材なので安いところは強気で拾っていきたいところですね。

7月・9月銘柄もようやく目標ラインに達成しそうです。
10月銘柄は予定より早く目標ラインに達成するでしょう。

お蔭さまで今月もご好評賜り、今月会員も間もなく締め切りとさせていただく模様です。

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さて、本日は東証が午前停止していました。弊社にも問い合わせがありましたが、特に携帯で相場をチェックされている方は何が起こったかすぐには判らず、焦られた方も多かったようです。

東証システムの受注元は富士通【6702】です。

因みに『みずほ銀行』が誕生した時、ATMからお金が引き下ろせない事件が発生しました。その時のシステム担当は富士通(第一勧銀)&IBM(富士銀)&日立(日本興業)の三社連合でしたが、ATM事件の主原因である、負荷に耐えられなかったリレーコンピュータはというと、富士通製でした。

いろんな意味で富士通さんには頑張っていただきたいところです。

富士通は本日▲12円(-1.57%)で短い取引を終えています。

今回の事件に関し、東証の常務取締役である天野氏は、東証と富士通の両社で「(事前検証やテストを)必要な期間、回数はやった」という発言をしていましたが、今回の処理は明らかに『通常サイクル』といわれる、通常業務処理なのでテスト不足は間違いないですね。

テストの際には『コンディション』と呼ばれる、様々な状況を想定してテストデータの投入を実行します。
祝日・月末・年末・うるう年etc...
東証のシステム規模だと、改修部分だけで少なくとも数千のコンディションが求められる筈です。
最近の急激な外国人買い(と言っても、元を正せば日本人の金だったりするのですが)に焦った東証が、無理難題な納期を富士通に提示した可能性もあります。

東証側は富士通に訴訟という形で責任を問うことを仄めかしていますが、運用側が東証である以上、改良部分を含めて東証側で運用への引継ぎ・検収はしているわけで、少し厳しいかなと見ています。ただ、富士通が今後の受注を見据えて大幅な譲歩をする可能性もあり、対応が注目されます。

問題は東証だけかと言うとそうではなく、本日もジャスダックは処理遅延していましたね。


中~長期の運用の多い弊社会員様にはあまり影響はないでしょうが、あまりにもこのようなトラブルが頻発すると日本市場・ひいては日本経済に対する不信ということに繋がりますので、由々しき事態と受け止めて対応していただきたいところです。


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