何を買うか?戦略8:業績を調べよう(予想の理由)

さて、業績の伸びが認められる場合、その伸びがどのような理由によってもたらされるのかを知ることは重要です。

M&Aにより、売上げが拡大したり、また『のれん代』償却により最終益が圧迫されていたのが、償却終了により正常な状態に戻る場合は期待できます。

逆に、特別利益のように一過性のものによる利益の伸びによるインパクトが大きい場合は、たとえ経常収支の伸びが安定して増加していても、株価は既に高止まりの可能性があるので控えた方が良いと思われます。

次に、その伸びが革新性のあるビジネスモデルによって構築されているものを選ぶべきです。
弊社でも紹介した、(ストックオプションで下手打つ前の)インボイスや、マクロミルなどのように、特殊なものが狙い目です。
特に、有料高速道路モデル(『ちゃりんちゃりんモデル』と個人投資家では呼ばれているようですが)のように、一度シェアを確保すると安定した収入を期待できるものであれば尚良いでしょう。

3月レポート銘柄クリーク&リバーは人の派遣に特殊性がありましたし、現在でも、独自のビジネスモデルを構築している会社はあります。

また、テーマ選択に自信があるなら、比較的短期の運用になりますが、テーマを追ってもいいでしょう。
高齢化テーマなどのスパンの長いものから、村上さんのところで話題になった含み資産銘柄(よみうりランドなど)のように期間が短かったテーマもあります。
ある程度パワフルな個人投資家向けですが、狙ってみるのも良いでしょう。

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