何を買うか?戦略4:業種を調べよう

さて、前回までで投資先産業も決まったし、いよいよ個別銘柄の選択です。
ですが、その前に当該産業全体の勉強をしてください。
『また勉強か。。。』そう思われるかも知れませんが、ここは避けて通れません。

勿論、株価が需給で決定される以上、短期売買スタイルの場合は産業の知識なんて不要な場合もあります。
しかし、安心して『保有』するには、必ず概要を押さえる必要があります。

何、そんな難しいことではありません。

例えば、『鉄鋼』セクターだと、電炉中心なのか高炉中心なのかで事情が変わってきます。高級な鋼を作る高炉では、日本独自の技術が活きるので需要は安定しています。
一方、低コストの電炉中心だと中国の特需が萎めばその影響を強く受けるでしょう。

『不動産』ですとマンション等の企画・販売と土地を仕入れての総合不動産では事情が異なってきます。
東証全体の『不動産PER』は16.3ですが、企画・販売でPER15倍は割安とは言えません。
東証の銘柄だと、以下から業種別のPERが取得できます。
(http://www.tse.or.jp/data/per-pbr/index.html)

安易に業種内PERより低い値だから割安と考えるのは危険なのです。

要は、単純な業種セクターでなくて、ある意味もっと細分化して捉える必要があるということです。
東証の区分だと33ですが、プロは100くらいの区分を別に使用しています。

皆さんに同じ事を最初から要求するわけではありません。
ただし、ある程度、投資する候補が決まったなら、その業種については細分化して調査することを忘れないで下さい。

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