何を買うか?戦略2:産業のサイクルを考えよう

2004年の春は5月17日に日経平均が底を打ちました。
今年も5月17日に大きく下げ、10788円となりました。
(http://smartchart.nikkei.co.jp/smartchart.cfr?scode=0101)

このような全体的な調整局面の後、どの業種がいち早く回復するかを考え、サイクルを見抜くことでより効率的に資金を増やすことができます。

以下は昨年の5月17日~6月25日の間の騰貴率の多い順です。回復局面ではどのセクターがリード役となるのかの参考にしてください。
勿論、昨年とは状況が異なるのでこの表のようになるとは言えません。
特に去年の海運の強さは中国の経済発展に依拠したものである為、先行きの不透明感を増した現状では同様の強さを発揮できない可能性は高いです。
とはいえ、一般に金融に始まりハイテク、インフラに景気の波が移っていくことが多いです。
特に現状のように景気が後退局面なのか成長の踊り場なのか判らない状態の時は、いきおい成長産業であるハイテクに資金が流れがちです。

この辺の情報も、業種選択の際には気をつけていただきたいところです。

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業種別騰貴率(業種別日経平均)
2004年5月17日-6月25日
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輸送用機器 30.80%
鉄鋼 28.30%
海運 20.40%
保険 20.40%
銀行 18.20%
建設 18.20%
造船 16.80%
陸運 16.80%
倉庫 16.30%
非鉄 15.80%
小売り 15.60%
その他金融 15.50%
ゴム 15.50%
証券 15.40%
石油 14.60%
機械 14.30%
水産 13.80%
繊維 12.60%
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空輸 12.40%
サービス 12.40%
食品 12.20%
不動産 11.80%
その他製造 11.20%
医薬品 11.10%
自動車 11.00%
窯業 11.00%
紙・パルプ 10.50%
商社 10.00%
鉱業 9.80%
化学 8.70%
通信 8.20%
電気機器 7.90%
鉄道・バス 7.50%
精密 6.10%
電力 5.70%
ガス 1.00%
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