何を買うか?戦略11:財務を確認しよう

今後の見通しが明るくとも、足元の経営が不安定では即死を招きかねません。
財務を確認することを怠ってはいけません。

よく、『株主資本比率30%以上』などと言われていますが、業種によってその平均が異なる場合(例:銀行)がありますので鵜呑みにされないように。
あくまでも業界平均と比較するのが重要です。

株主資本比率の他、流動比率・負債比率は少なくとも確認してください。
負債額が大きいところは、金利の上昇の影響を強く受けますので、金利動向を加味してください。
同様に、海外調達比率が高い企業は為替レートを何円と想定しているかも重要です。

最近は、『格付速報』などの書物によって財務を簡単にチェックできるようになりました。
只、この場合でも売上げが第4四半期に集中する企業などで、且つ、3月決算でない企業は比較しずらい点もあるので要注意です。

尚、このような財務分析は企業が発表する数字に基づいているので、そもそも捏造された数字では話になりません。
ここは、企業コンプライアンスを確認していくしかありません。

«  前のコラム: 何を買うか?戦略10:コンプライスを確認しよう
»  次のコラム: 何を買うか?戦略12:価格を確認しよう
コラムトップへ




シュルツ・ベルガー ジャパンでは、個人投資家の皆様に株式戦略レポートを提供しています。 投資の目を磨きたい方、安定して資産を増やしたいとお考えの方を募集しております。

興味がある方はこちら

シュルツ・ベルガー ジャパンの有料会員サービスのサマリは下記『サービスご案内』でご確認頂けます。
『サービスご案内資料』



株初心者・株入門者にも分かりやすく注目銘柄・推奨銘柄を解説するブログ